田舎物件を手に入れよう!
田舎物件の特徴
田舎暮らしを始めることを決意したら、
まず最初に行動するのが田舎の物件探しです。
都会で暮らす方は田舎の物件探しを都会の物件探しと
同じ様に考えることが多いのですが、この田舎物件探しは
意外に難航することになります。
というのも、田舎に古くからある古民家はそこに住む農家の
方が先祖代々受け継いできた大切な建物であり、簡単に
手放せるようなものではないのです。
やむをえない事情で家を手放すことになったとしても
近所の目が気になるなどの理由で、不動産屋などに広告宣伝を
避けるように依頼したり、購入者が近所へ迷惑をかけないかが
心配で購入者が良識のある人がどうかを判断して売るように依頼する
農家の方もいらっしゃいます。
そういったことから田舎の物件を手に入れるのは容易ではなく、
定年後に移住したいといった場合には移住予定の数年前から
物件を探しておく必要があります。
まずは情報収集から
田舎の物件を探す場合、まず重要なのは情報収集です。
物件を購入するには、まずその土地の価格の相場を知り、
周囲の状況などの環境を十分に理解した上で購入を決定します。
情報収集にはインターネットを利用するのはもちろん、
田舎暮らしに関連した書籍や月刊誌などからも貴重な情報を
得ることができます。
また、その地域の地方自治体が田舎への移住を斡旋している
場合もありますので、そちらも活用しましょう。
自身に合わせた地域の物件
田舎には地域によって様々な特色があります。
田舎の物件を探す際に最も注意しなければならないのは
その土地・人がどういった特色を持つのかということです。
建物などはリフォームなどでいくらでも変えることができますが、
その土地に住む住民やその地域の慣習は変えることができません。
購入する物件に目星が付いたら物件の下見に行くのはもちろん、
その近隣の住民に話しを聞きにいくのもいいかもしれません。
田舎では人付き合いが重要なポイントになりますが、
人付き合いや田舎の慣習が煩わしいという方は別荘地域への
移住を考慮するといいでしょう。
別荘地域は自然に囲まれた田舎に近い環境で、
農作業を行う土地などもありますが、住民が田舎とは異なり
都会からの移住者が多いため、田舎特有の人付き合いや
古い慣習といったしがらみがないことが特徴です。
ご自身がスローライフを楽しみたいのは、単に自然に囲まれた
環境なのか、それとも本物の田舎社会の中で生活したいのかを
よく理解した上で移住先を選ぶことが大切です。
田舎物件の探し方
「田舎物件の特徴」で説明しましたが、田舎物件を
手に入れるにはかなりの時間を必要とする場合があります。
田舎物件に対してのこだわりが特にない方はインターネット等を
利用して情報収集をしていればそれほど苦労することなく物件を
手に入れることができるでしょう。
しかし、これから定住する物件ということを考えれば
少なからず田舎物件に対してのこだわりを持っている方が
ほとんどだと思います。
ご自身が望む田舎の物件、または希望に近い物件を
手に入れるためには、十分な準備期間を用意し、物件探しが
長期間に及ぶことを承知の上で長い目で見ることが必要です。
具体的な物件探しの方法としては以下のような方法があります。
- インターネットで不動産サイト等からの売り物件の情報をこまめにチェックする。
- 売り手の事情で広告が出せない物件などがあることを考慮して、現地の不動産屋へ足を運んで探す。
- 移住者の誘致を行っている地方自治体があればそこで情報を得たり、物件の紹介を受ける。